■本日のオススメ本
「スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義」
ティナ・シーリグ (著), 高遠裕子 (翻訳)
■内容
世界中で大ベストセラー『20歳のときに知っておきたかったこと』著者による待望の最新刊!
情熱なんて、なくていい。―それは、あとからついてくる。アイデアも、創造力も、解決策も。ひらめきを生んで実現するのは、才能ではなく、スキルです。起業家育成のエキスパートが見つけた、人生を切り拓くロードマップ。ーAmazonより抜粋
■こんな人にオススメ
- イノベーター
- デザイナー
- クリエイター
- ファシリテーター
- ワークショップデザイナー
- 高校生、大学生
- 子を持つ親
■印象に残った言葉
自分に何ができるのかーそれを思い描くためにはまず、ひとつの世界にどっぷり浸かることが大切です。遠くからただ眺めるのではなく、自分から積極的に関わっていくのです。どっぷり浸かり、好奇心をもつことで、ぱっと見ただけではわからなかったことが見え、チャンスに気づきます。
境界だと思っているものは自分で決めたものに過ぎず、自分で想像できることに限られる ー省略ー 自分がどんなビジョンを描けるかで成し遂げられる成果が決まります。
どんなスキルもそうですが、小さなステップを積み重ねていくことで、メンタルを鍛えることができます。
■感想
誰もが心の奥底では、自分の人生を思い描き、望み通りに生きたいと考えていると思います。本書で紹介しているインベンション・サイクルはそうした誰もが身につけるべきものだと著者は主張します。
インベンション・サイクルを構成する要素は次の4要素です
- 想像力
- クリエイティビティ
- イノベーション
- 起業家精神
これを著者は「ひらめきをカタチにするまでのサイクル」であると紹介しています。想像力とクリエイティビティはこれまでデザイナーが得意とする領域でしたが、これからの時代、どのような職種の人であってもデザイナーのような能力が求められてくるということでしょう。今流行りのデザイン思考の本と一緒に読むと、理解が深まると思います。
個人的に勉強になったのは、「プレトタイプ」という言葉です。時間もお金もかけずにアイデアを形にする方法のことを言い、「ラフ」なプロトタイプという意味だそうです。「プレトタイプ」の最も重要な目的は、データの収集です。要するに、次の実験に活かすためのフィードバックをたくさん集めるということですね。今後は仕事でも広めていきたいと思いました。