アップルが3月に発表する9.7インチシリーズの新型iPadの名称は、iPad Proになる可能性が高まっています。
また、同時に発表される可能性の高い4インチiPhoneの名称が「iPhone SE」になるとも言われています。
さらにここにきて、今年の9月に発表されるであろう、iPhone 7 Plusに相当するモデルの名称は「iPhone Pro」になるのではないかという噂まで出てきました。
これらの情報から推測すると、アップルはiOSを搭載する製品シリーズのネーミングルールを今年中に一気に整理するつもりかもしれません。
製品特徴\製品シリーズ | Mac | MacBook | iPad |
mini | Mac mini | - | iPad mini2,4 |
無印 | iMac | MacBook | - |
Air | - | MacBook Air | iPad Air,Air2 |
Pro | Mac Pro | MacBook Pro | iPad Pro |
上記の表はiPhoneシリーズを除く、現在のアップル主力製品のラインナップですが、赤文字の製品は昨年新しく追加された初代モデルです。
ここで以下の仮説が浮かび上がってきます。
- miniとAirシリーズを廃止
- 無印とProシリーズに統合整理(一般モデルとクリエイターモデルの2シリーズ)
- 製品末尾のナンバリングを廃止
以上の仮説を裏付ける情報(噂含む)として、
- 現行Mac miniは2014年のもので、しばらく更新されていない(おそらく需要が少なく、売り上げの貢献度は低いと考えられる)
- MacBook Airの11インチモデルと、13インチモデルは、次期MacBook(12インチモデル)に集約が可能(あるいは、MacBookの14インチモデルが追加されるかも)
- 昨年末に発売されたiPad mini 4は、iPad Air 2同等の性能を有している(一般向けの無印iPadシリーズに統合可能)
- iPhoneシリーズのナンバリングが、すでに「6」まで来ており、このまま数字を上げていくには限界がみえている(アップルのハードウェア製品として過去に例がない)
- iPhone Plusシリーズを「iPhone Pro」に名称変更しようとしている噂が出てきた
- 仮に新型4インチiPhoneの名称が「iPhone SE」となったとしても、「SE=Special Edition」であると考えれば、一時的なものかもしれない(将来、無印iPhoneシリーズに統合するためのつなぎか、今後の需要次第では廃止)
- iPadもiPhoneシリーズも共に、一般消費者からみた時、性能的、デザイン的にほぼ完成の域に達している
- 何より一般消費者からみてラインナップが複雑で分かりづらい(特にiPadシリーズ)
などが挙げられます。
よって、ナンバリングが残っているiOSシリーズの中でも、以下のように複雑になっているiPadシリーズを手始めに、3月の発表タイミングで一気に整理する可能性があるのではないでしょうか。
つまり、
- iPad AirとiPad mini2を現行のラインナップから外す(製造中止)
- iPad Air 2をそのままか、あるいはマイナーバージョンアップしてiPad(9.7インチモデル)に名称変更する
- iPad mini 4をiPad(7.9インチモデル)に名称変更する
すると、以下のようにシンプルになります。一般向けの無印iPadもクリエータ向けのiPad Proも2サイズ展開になるということです。これなら分かりやすいです。
製品特徴\製品シリーズ | 小サイズ | 大サイズ |
無印(一般向け製品) | iPad(7.9インチモデル) ※旧iPad mini 4 |
iPad(9.7インチモデル) ※旧iPad Air 2(もしくは相当) |
Pro(クリエイターモデル) | iPad Pro(9.7インチモデル)NEW |
iPad Pro(12.9インチモデル) |
新型iPadと4インチiPhoneが発表されるのは、3月21日が有力候補と言われていますが、こうやって新製品発表までの期間中、色々想像して楽しむことができるのもアップルの魅力の1つですよね。
さて新型iPadの名称はいかに?