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意外にもビジネスで使えるヒントが満載「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」

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■本日のオススメ本 

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「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」
坪田信貴 (著)

■内容

有村架純主演の映画も大ヒットした、「笑えて、泣けて、最後には自分自身も“絶対無理”にチャレンジしてみたくなる」との大反響を得ている感動の実話小説。通称ビリギャル。
本作は、高校2年の夏にして学力は小学4年レベル、全国模試の偏差値は30、英語はかろうじてローマ字が読める程度だった金髪ギャルのさやかが、塾講師である著者・坪田信貴から心理学を駆使した指導を受けてやる気に目覚め、I , my , me , mineを覚えるレベルから始めて1年で英語の偏差値を40上げ、ついには最難関レベルの私立大学である慶應義塾大学に現役合格するまでの1年半を綴ったノンフィクション小説です。

ーAmazonより抜粋

■こんな人にオススメ

  • 中高生とその両親
  • 教師、先生と呼ばれる職業
  • プロコーチ
  • サクセスストーリーファン
  • マネージャー、リーダー、社会人

■印象に残った言葉

何より大事だったのは、学ぶこと自体がおもしろいんだぜ、というメッセージを発信し続けることでした

勉強や仕事も、「キリがいいところまでやる」よりも、むしろ「キリが悪いところで終わらせる」ほうが良い
(ツァイガルニック効果:不完全なものに対しては、憧れや興味が持続しやすい、という心理)

「何回言ったら、わかるんだ!?」というしかり方は、「お前は何回言っても、わからない奴だ」というラベルを貼っているに過ぎない

子どもにBeingでの評価を伝えていくべきです
(Beingとは、「今生きているだけで嬉しい」という評価の仕方、表現)

「やってみる→できる→やる気になる」が正しい順序なのです

■感想

本のタイトルや表紙のデザインから受ける印象とは異なり、内容については良い意味で期待を大きく裏切ってくれました。

塾講師と主人公さやかちゃんとのやりとりは面白いし、目からウロコの学習テクニックも多数紹介されており、ビジネスマンが読んでも損のない一冊。例えば、上の「印象に残った言葉」の2つ目に紹介したテクニックは、すぐにでも仕事で使えますよね。

本書を書いた塾講師である坪井先生のベースにあるのは、ダメな人間はいないという哲学です。よい指導者に出会うことができれば、例え学年ビリでも慶応大学合格は夢じゃないことを、彼はさやかちゃんと一緒に証明したのです。

本書は受験勉強のテクニック本でもなければ、有名大学への進学を勧めることを目的として書かれているわけでもありません。もっと普遍的で人間にとって大切なこと、それは、絶対ムリを克服した体験をすること。さやかちゃんにとってはそれが、慶応大学合格だったのです。心理学のテクニックも使いこなす坪井先生は、塾講師であると同時に、彼女の名コーチだったのではないでしょうか。

社会に出れば程度の差はありますが、ほとんどが答えのない問題ばかりです。そんな時、自分を信じて前に突き進む勇気の持ち方と、ちょっとしたコツを大学受験というストーリーに織り交ぜて分かりやすく伝えています。書店で本書を手に取るのがちょっと恥ずかしいと感じるビジネスマンは多いと思いますが、ぜひ手にとってみてください。

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