読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

UPDATE LIFE

人生をアップデートするブログ

書籍「学力の経済学」に学ぶ、親の個人的な経験と勘に頼らない子供の教育とは。

スポンサーリンク

f:id:justyle:20160806163811j:plain

子供が小学生に入ると、勉強についての悩みが増えますよね。我が家も例外ではありません。

 

そんなあなたにオススメの本を見つけました。

「学力」の経済学

「学力」の経済学

 

本書は「ビジネス書大賞2016」準大賞受賞作品にも選ばれているので、読んだことのある方も多いと思います。

子を持つ親で、子供の教育について悩んでいる方は是非読んでみることをお勧めします。

 

データは個人の経験に勝る

教育に関する問題となると、様々な人がいろいろな意見を持っているのではないでしょうか?

しかしながら、どこかの誰かが子育てにうまくいった方法が、どこの家庭でもうまくいく保証なんてありませんよね。

例えば、東大生の親の平均年収は約1000万円だそうです。東大に受かったという成功体験を一般化するには無理があるのです。

そこで、本書はそのような個別の成功事例ではなく、個人の体験を大量に観察することによって得られた規則性を紹介しています。

その方が説得力あると思いませんか?

 

ご褒美はいつ与えるのがいいか?

いきなり質問です。

「テストでよい点を取ればご褒美をあげます」

「本を1冊読んだらご褒美をあげます」

さて、どちらの方が子供の学力を上げる効果があると思いますか?

答えは、後者です。なぜでしょうか?

前者はアウトプットにご褒美を与え、後者はインプットにご褒美を与える問題だと言い換えることもできますよね。

実験の結果、後者による学力の向上は顕著で、前者はほとんど改善しなかったそうです。これは、インプットにご褒美が与えられた場合は、何をすべきかが明確であるのに対して、アウトプットにご褒美が与えられた場合、何をすべきか方法が示されていないため、子供たちがどうすればテストの点を上げられるか分からないのです。

つまり、ご褒美は「テストの点数」などのアウトプットではなく、「本を読む」「宿題をする」などのインプットに対して与えるべきとなるのです。

いかがでしょうか?なるほど〜と思いませんか?

これまで親の経験と勘で行ってきたことが、このように説明されるとスッキリしますし、子供との接し方も変わりますよね。

 

ただ子供をほめても効果はない

その他にも、本書には教育についてのヒントがいっぱい。例えば、

むやみに子供をほめるべきではないと結論付けています。ではどうすればよいのか?

能力ではなく、努力をほめるのがよいそうです。簡単に言えば、「頭がいいね」ではなく、「よく頑張ったね」の方が効果的だということです。能力をほめると子供はやる気を失うそうなので、これは注意したいですね。

具体的なほめ方ですが、「あなたはやればできるのよ」ではなく、「今日は1時間も勉強できたんだね」とか「今月は遅刻や欠席が一度もなかったね」と具体的に子供が達成した内容を伝えます。

これって、子供たちをよく観察していないとできないですよね。そういった親の態度や姿勢も子供の学力に大きく影響しているのだと思いました。

 

「勉強しなさい」に効果はない

我が家もそうですが、「勉強しなさい」「宿題しなさい」と母親が口をうるさく言っています。

でもそれってあまり効果がないんだそうです。親が疲れるだけだから、すぐにやめたほうがいいですよね。ともすれば逆効果になることもあるんだそうです。そうなってしまわないうちにやめましょう。

逆に、「勉強を見ている」「勉強をする時間を決めて守らせている」など、親が自分の時間を何らかの形で犠牲にせざるをえない関わり方をすると、かなり効果が高いそうです。

子育てに楽なやり方はないってことですね。

 

人生において重要なのは非認知能力

子供の教育において重要なのは、学力だけでしょうか。

IQや学力テストで分かるような認知能力よりも、重要なのが非認知能力なんだそうです。人生を成功に導く上で重要だと考えられている非認知能力は、

「自制心」「やり抜く力」

です。自制心とは、簡単に言えば我慢できるかどうか。やり抜く力とは、「非常に遠い先にあるゴールに向けて、興味を失わず、努力し続けることができる気質」と定義できるそうです。

この非認知能力への投資は、子供の成功にとって非常に重要であることが研究結果によって分かっているのだとか。

考えてみたら当たり前ですよね。子供が社会人になった時、単に学力が優秀である人よりも、「自制心」と「やり抜く力」を兼ね備えた人の方が、様々な仕事に挑戦できることでしょう。

 

まとめ

繰り返しになりますが、子供の学力や勉強のことで悩んでいるパパやママには、ぜひ本書を手に取ってもらいたいと思います。

また、会社における部下の教育や指導に役立つかもしれませんね。

子供の将来のために、親の教育方針をぜひアップデートしませんか。

「学力」の経済学

「学力」の経済学