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ワークショップのトーキングオブジェクトといえば、クッシュボール。

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トーキングオブジェクトって何?

ワークショップでは、しばしばトーキングオブジェクトというものを使います。

トーキングスティックと呼んだりもします。かつて、ネイティブアメリカンが会合のときに使っていた棒のことをトーキングスティックと呼んだそうです。その棒を持っている人に発言権があるというルールだったのです。

それと同じように、ワークショップの中で対話をする時、発言する人と話を聞く人をはっきりと分けるために使う小物のことをトーキングオブジェクトと呼んでいます。

 

不思議なクッシュボール

そのトーキングオブジェクトとしてよく使われるのが、クッシュボールと言われるおもちゃのボールなんです。

もしかすると企業系の研修でみたり触ったりしたことがあるかもしれません。

このクッシュボールがグループやテーブルに1つあるだけで、ワークショップの進め方が楽になったり、ファシリテーションにメリハリをつけることができます。

柔らかいゴムでできているので、一度手に持つとずっと触っていたくなる不思議な触感があります。実際に、ワークショップの休憩時間中に、ずっとクッシュボールを触っている人を時々見かけます。

 

クッシュボールの便利な使い方

トーキングオブジェクトとしてきちんと機能させるためには、自己紹介やアイスブレイクといったワークショップの最初のプロセスからクッシュボールを使って、参加者をクッシュボール(を使って発言権を回すこと)に慣れさせるように意識して行うと良いでしょう。

参加者同士が初めて会う人ばかりで、お互いに発言に対して遠慮がちに見えた場合には、最初に発言する人をファシリテーターが指名することがあります。そんな時にも、「各テーブルに、このような(クッシュボールを手に持って)ボールが1つ置いてありますよね」と言ってファシリテーターが声をかけると、テーブルの中の誰か1名がクッシュボールをすでに触っていたり、手に取ったりします。そしてすかさず、「今、そのボールを持っている人から話してもらえますか」などと指名したり、「そのボールを持っている人が、どなたか最初に話す人を指名してください」と言ったりすると、場が少し和やかになりますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

 

クッシュボールのここがダメ!

そんなクッシュボールの難点は、高い!くさい!です。

日本でもAmazonなどで並行輸入品を購入することができますが、1個1000円以上もします。アメリカなどに行く機会があれば、現地で購入した方がずっと安く買えます。それと、アメリカ品質というべきか分かりませんが、独特のゴム臭があり、ずっと触っているとにおいが手につきます。ワークショップの参加者で、臭いに気づかずクッシュボールを触り続けている人を見かけると、ついつい教えたくなります。その後の反応はご想像にお任せします。