■本日のオススメ本
「ストーリー思考---「フューチャーマッピング」で隠れた才能が目覚める」
神田 昌典 (著)
■あらすじ
ベスト&ロングセラー『全脳思考』で示された手法が、5年間の実践と検証を経て大進化、「フューチャーマッピング」として世界155ヶ国に向けて発信される、日本発の新・目標達成法に。
ーAmazonより抜粋
■こんな人にオススメ
- 経営者、マネージャー、リーダー
■仕事の参考になったフレーズ
面白い映画を見続けるのに、努力はいらないよね
優れたストーリーは理解を促し、記憶に残り、共感される結果、ムーブメントを起こす
新しいものは衝突や葛藤によって生まれる
我々の直面する重要な問題は、その問題をつくったときと同じ考えのレベルでは解決することはできない
ーアインシュタイン
ゼロから1を生むような発想は、問題の分析だけからは生まれにくい
■感想
既存の思考の延長上にある連続的な思考では、似たようなアイデアしか出てこない。そこで、まず最初にワクワクするような奇想天外なストーリーを描き、そこから現実的な課題達成に向けた、行動シナリオを発想する。
一見突飛なように見える手法だが、思いもよらないアイデアをもたらす強制発想法の考え方に近い。強制発想法とは異質なもの同士を強制的に掛け合わせて、斬新なアイデアを得るための手法だ。
その結果出てきたアイデアというのは、もともと自分が持っている知識や体験との組み合わせにすぎず、いってみれば、普段の思考では思い出すことができないものを、強制的に引っ張り出しアイデア発想に活かすというメリットがある。
ただの強制発想法と違うのは、時間軸という概念があるため、一連のストーリーとしてアイデアが展開されるというのがこの手法が斬新なところだと思う。