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1990年代のIBM復活劇から企業経営の本質を学ぶ名著「巨象も踊る」

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■本日のオススメ本

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「巨象も踊る」
ルイス・V・ガースナー (著), 山岡 洋一 (翻訳), 高遠 裕子 (翻訳)

■あらすじ

1990年代初頭、ダウンサイジングの大波に呑まれた巨象IBMは、ルイス・ガースナー氏の大胆な改革、戦略の大転換によって、数年にして復活をはたし、再び業界のリーダーに返り咲きました。本書は、会長兼CEOとして陣頭指揮したガースナー氏が、みずからの改革を余すところなく描いた「生きた経営書」です。

ーAmazonより抜粋

■こんな人にオススメ

  • 企業のマネージャー、リーダー

■仕事の参考になったフレーズ

手続きではなく、原則で管理する。

早く動く。間違えた場合でも、行動を起こすのが早すぎたためなら、まだよい。

あらゆる行動を顧客の観点から見直す。

■感想

ちょっと古い本であるが、時代を超えた名著で、ビジネスマンであれば参考になるところは多い。マネジメントの参考書として読むと面白い本である。

ストーリー全体を通して、元コンサルタントであるガースナー氏の真面目な性格がとてもよく伝わってくる。冒頭で、「本書はひとりで執筆し、ゴーストライターの力を借りていない」と述べているところなど好感が持てる。

すべては市場が決めるという彼の経営哲学は、デザイナーである自分が最も共感出来るところである。

偶然にもちょうど「スティーブ・ジョブズ I」を読んだ直後だったので、IBMからアップルやマイクロソフトがどう見えていたかを知ることができたのは思わぬ収穫だった。

最後には、彼が当時の社員に送った数々の電子メールの例が載っていて興味深い。

■興味を持った方はチェック

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